理科はワクワクだっ!!

~世界に理科のワクワクを届けたい先生のブログ~

かきみん、教員やめるってよ。

お久しぶりです。

かきみんです。

 

タイトルの通り、今年度を持ちまして、教育公務員の職を辞めることにしました。

 

「え!!??」

「先生辞めちゃうの!?」

「何があったの!?」

「初任なのに辞めちゃうの!!?」

「これからどうするの!?」

 

順番に説明します。

 

 

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 目次

 

 

1.きっかけ

きっかけは、Twitterでの発信がついに管理職にバレて注意を受けたこと。

 

これまで理科ネタ動画を中心に授業の模様やアイデアなど、発信を続けて参りましたが、それらが問題になりました。

 

「発信の内容そのものは非常によいが、こうした発信を生徒に見られる可能性のあるSNSで私的に行うのは・・・」

 

発信すること自体についてNOとは言われませんでしたが、続けるならアカウントを見られないように鍵をかけるなどの対応が求められました。

(しばらく鍵アカ&名称変更していたのはこれが理由です。)

 

 

もちろんこれだけなら、SNSの発信に制限がかかるというだけのこと。

教員を辞めようとまでは思いません。

しかしこれをきっかけにして、自分の置かれた環境と自分のやりたいことの”ギャップ”について様々に考えるようになりました。

 

2.学校の先生を1年間やってみて

教員の仕事は、とても充実していました。

これまで培った理科ネタを活かした授業、行事や部活動での生徒との関わり・・・初任者として慣れない仕事に苦労することもありましたが、毎日が新しい刺激の連続でした。

同僚の先生方もよくしてくださる方ばかりで、本当に助かっていました。

 

 

けれど、同時に限界も少しずつ見えてきていました。

 

例えば、私の勤務校では珍しく理科を少人数指導で行っていました。

これはきめ細かい指導を可能にするというメリットがある一方で、クラス間で違ったことをするのはご法度というデメリットもあります。

大量の理科ネタを持ち、それを授業に存分に活かしていきたい私にとって、これはとても苦しいことでした。

 

自分の担当するクラスでは、理科ネタを使った授業ができる。

けれど、隣のクラスではそうではない。

 

事前の根回しをすればよいのかもしれません。しかし、それも限度があります。

特に私は初任の立場。あまり自分のやり方を主張するわけにもいきません。

 

せっかく手立てを持っていても、それを存分に振るえない…。

着任以来、そこに屈託を抱える日々が続きました。

 

 

また、以前勤めていた塾との落差も感じることがありました。

 

以前の職場では、優れたアイデアや人材を曲がりなりにも活かしていこうとする気風がありました。

各自の得意分野を見出し、それを活かした人材の配置を行う。

(塾講師時代はそれでエリアの教室の理科授業を専任で引き受けたり、新任講師の研修を担当したりしていました)

 

けれど、学校のスタッフになってからは、適正関係なく上から降ってくる仕事をこなすという場面が多く、「なぜそれをやるのか」「なぜその人の仕事なのか」ということはほとんど明らかになっていませんでした。

 

 

本当にやらなければならない指導なのか、自分で確信が持てないまま指導にあたる場面も・・・

 

この先に自分の目指すゴールはあるのだろうか?

ここで働き続けて、なりたい自分に近づいていけるのだろうか?

 

モヤモヤは膨らむばかり。

 

環境のせいにしたくはありませんが、環境によって意欲が削がれてしまっていたのは事実。

そしてそのモチベーションダウンの影響が、生徒に及んでしまうのがたまらなく嫌でした。

 

しかもその状況を、初任の自分ではどうすることもできない。

 

甘いと思われるかもしれません。

「初任のうちは我慢して、将来自分で変えろよ」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

 

 

私もそう思い、悩みに悩みました。

なんたって、目の前の生徒達に授業したり、関わったりするのは充実感を感じることでしたから。

シェアハウスの近くの川をずっと眺めながら、逡巡(しゅんじゅん)を続けたものです。

 

 

3.教育YouTuberという道

 

そんなあるとき、ふっとある記事を目にします。

http://www.j-n.co.jp/kyouiku/link/michi/new_08/new_01.html

 

教育YouTuberとして有名な葉一さんのインタビュー記事でした。

 

葉一さんは、塾講師を辞めた後、YouTubeで動画授業をアップし続け、その分かりやすい授業に定評があります。

 

「そうだ!これだ!」

 

もともとYouTubeで発信していく構想はありましたが、それはあくまでTwitterでの発信を補完するものにする予定でした。

Twitterで発信していた理科ネタ動画に編集を加え、よりバージョンアップしたものをアップしていこうと。

 

けれど、葉一さんのようにYouTubeで授業をアップして生きていく生き方があることを知り、大いに希望を得ました。

 

YouTubeなら、いつどこにいても、スマートホンさえあれば授業を届けることが出来る。

クラスで教えている生徒だけでなく、見たい人が何度でも見られる。

 

そう思ったとき、迷いは消えました。

 

 

 

かきみん、教育YouTuberになります。

なぜなるさわばしことシェアハウスを始めるのか。

どうも、ブログではお久しぶり。

かきみんです。

 

「・・・えっ!?かきみんブログやってたの???」

「なんでもっと更新しないの?」

「楽しみにしてたんだけど。」

「ねえ、かきみん!」

「また”かみきん”って呼ぶよ!」

YouTubeもまだー?」 

 

今もこんな風に私の頭に直接語りかけてくる方々の声で頭が破裂しそうなくらい、久々の更新です。

約8か月半放置してました・・・いや、書くネタはあるんだけど(以下略

 

 

 

そんな放置プレイを続けてきたブログを、なぜ今さらになって更新したのか。

 

 

 

ある重大な決断をした理由を、説明しておきたかったからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・私かきみん、なるさわばしこさんの、「学びたい人のためのシェアハウス」計画に参加します!!

 

 

 目次

 

 

 1.ばしこさんの思いつきを聞く

 

時は9月。

2学期が始まって2週間ほど経った3連休の半ばのことでした。

その日は、watcha学生&若手のインスパイアー達と「未来の教育展」に参加していました。

 

www.mirai-sensei.org

 

いま話題沸騰中の工藤勇一先生のお話を聞けたり、探究学習の実践を体験できたり、非常に学び多きイベントだったのですが、その振り返りをしようということで、皆でカレーのココイチに入ることに。

 

 

一通りを語り終え、一息つこうかというタイミング。

この人がまたとんでもない思いつきを口にします。

 

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なるさわばしこ@narusawateacherさんです。

 

積極的講師でおなじみのなるさわばしこさんです。

 

watcha学生and若手のディスコ開催に私が難色を示したことを、いまだに根に持っているらしい(困惑)あのばしこさんです。

 

(”反対”はしていなくて、”懸念を表明”しただけなんだけどなあ・・・)

 

 

 

そんなばしこさん、今度は何を思いついたのやら。

また喧嘩にならなきゃいいが・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

ばしこ「学びたい人が集まって、シェアハウスをやったら面白そうじゃないですか?」

 

 

 

かきみん「・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

かきみん「・・・!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・え!

 

待って。それ、めっちゃいいじゃん!!

 

 

 

「実現したら、”教育界のトキワ荘”になるかもしれない!!」

 

 

 

 

さっきまでの不安はどこへやら、ばしこさんの思いつきにワクワクが止まらなくなった私。

 

 

 

 

気が付くと、「私も住みたい!」と宣言していました。

 

 

2.トキワ荘とは?

ここで、「トキワ荘って何?」と思った方のために説明しておきます。

 

 

トキワ荘(トキワそう)は、東京都豊島区南長崎三丁目(住居表示16番6号、完成当時の住所表記は豊島区椎名町五丁目2253番地)に1952年から1982年にかけて存在した木造アパート手塚治虫ら著名な漫画家が居住していたことで有名。wikipediaより)

 

 

「日本の漫画界を作り上げた」と言っても過言ではない著名な漫画家達が、一つ屋根の下に生活していたという奇跡のアパートです。

 

 

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【豊島区ニュース】マンガの聖地トキワ荘、企画展示機能など としまミュージアム基本計画(案)まとまる - KB pressより

 

ご存じの名も多いのではないでしょうか。

 

 

 

齋藤孝氏の著書「天才がどんどん生まれてくる組織」にも、紹介されています。

天才がどんどん生まれてくる組織 (新潮選書)

天才がどんどん生まれてくる組織 (新潮選書)

 

 

ちょっと長くなりますが、引用してみましょう。 

 

トキワ荘は、日本でもっとも有名なアパートだ。かつて手塚治虫が住み、手塚を慕って集まった漫画家たちが次々と移り住んできた。手塚治虫が敷金をそのままにして出ていき、部屋を譲り渡してもらったのは、藤子不二雄安孫子素雄藤本弘)だった。「スポーツマン金太郎」で有名だった寺田ヒロオ石森章太郎(後に石ノ森章太郎に改名)、赤塚不二夫鈴木伸一水野英子らが共同のトイレや炊事場のあるアパートで一緒に暮らしていた。(前掲書P.170)

 

・これほどの才能が一つ屋根の下に暮らしていたのは驚きだ。才能のある人間が地方から上京し、寄り集まった。それもたしかだが、このトキワ荘における共同生活が、彼らを相互に鍛える溶鉱炉的な役割を果たしていた。(前掲書P.170)

 

トキワ荘の住人たちは、とにかくよく一部屋に集まる。そしてあれこれと話をし続ける。観てきた映画のことを話すなどは典型的だ。一人が映画の魅力を語り出すと、聞いていた者はみな映画を観に行きたくなってしまう。そこで増殖作用が起こるのだ。次から次へと好きなものが広がっていく。(前掲書P.171)

 

 ・一緒に映画を観まくる。一人が読んだ本は他の人間が借りてすぐに読んでしまう。こうして共通のテキストが増えていった。会話のレベルは共有されているテキストの質と量にかかっている。トキワ荘の住人たちの会話は、単なる「しゃべり場」のものではないレベルになっていた。(前掲書P.175)

 

トキワ荘の住人たちは、単なる同居人ではなかった。「新漫画党」という結社を結成していた。寺田ヒロオを中心に、新しい漫画を作っていこうという志に燃えた会であった。(中略)一人で戦うのとはまた違う仲間同士の連帯感がここにはあった。こうした集まりの熱気は、そこに交わったものの意識も変えていく。まだトキワ荘に住む以前の赤塚不二夫はこのパーティに参加し影響を受け、やがて新漫画党に入ることになった。(前掲書P.175~178)

 

トキワ荘は、志が渦巻く磁場になっていた。(中略)後にビッグネームとなる者たちが、皆友達同士、知り合い同士であったのだ。これは印象派の時代とよく似ている。溶鉱炉のような燃えたぎる気運の中で才能を切磋琢磨し合った者たちが次の時代の主流を成していく。個人の才能というちまちましたものではない。大きな川の流れをつくっていったのだ。一種の興奮状態が「るつぼ」となってトキワ荘に渦巻いていた。(前掲書P.178)

 

 

志ある仲間が集い、熱く語り合い、得た学びを共有し、切磋琢磨し合う。

 

毎日が密度の濃い学びの日々。

齋藤孝氏が「青春の溶鉱炉」と表現したように、若い才能がお互いを伸ばし合う理想的な環境がそこにありました。

 

 

3.かきみんが思う「学びたい人のためのシェアハウス」に参加する意義

 

「天才がどんどん生まれてくる組織」を読んでいた私は、ばしこさんの話を聞いた時、直感しました。

「これは上手くいくと、”教育界のトキワ荘”になるぞ!!」

 

私の知る限り、これまでの教育界では例の無い試みだと思います。

(もし知っていたら、教えて下さい)

 

 

 

・・・ばしこさん、マジですげえ。 

最初は仲が悪かった彼女を尊敬し、信頼するようになったのは、このような自分にない発想を次々に見せてくれる彼女のクリエイティビティを目の当たりにしてきたからなのです。

 

さて、そんな前代未聞のこの試み、私は次のような意義があると考えています。

 

①日常的に”学びの交流・深化”ができる環境が手に入る。

 

トキワ荘の住人が一つ部屋に集まってよく語り合ったように、シェアハウスでは居住者が同じ空間に集まって、読んだ本の話や、取り組んでいる活動について日常的に交流することができます。

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私もそこそこに本は読みますが、読んだ本について集中的に語り合うような機会は、かきみんラボで書店に行った時くらいであまり無いなあ。。。と感じていました。

それを日常でできてしまうなんて、それだけで理想の環境じゃないでしょうか。

 

また、共用スペースで勉強会を開催したり、実験動画を撮りながらリアルタイムで感想を貰ったり、やろうとしている企画について、ああでもないこうでもないとブレストしたり・・・ちょっと考えるだけで本当に色んなことができそうで、ワクワクしてきます^^

 

 

②”動かざるを得ない”環境が手に入る。

 

ばしこさんもブログでおっしゃっているように、家にいる時って、溶けますよね。

(特に予定の無い休日)

 

ええ、かきみんも溶けるんです。寝るの大大大好きだし。乃木坂動画見るし。

ブログを更新できていないのも(以下略

 

でも、「学びたい人のためのシェアハウス」に住むと、日常的に仲間と接することになります。

学びたい意欲のある仲間と。(ばしこさん以外はまだ見ぬ仲間ですが)

 

私はいま、いくつかやりたいことを抱えています。

 

https://twitter.com/kakimin_rika/status/1070245370523860992

 

 

 

 

これらのことも、志ある仲間が見ている状況なら、それが良い意味でプレッシャーになって、より気合を入れて頑張れそうな気がするんです。

 

発信のコンテンツも、今より充実させていけそうです。 

 

 

③異なるバックグラウンドを持つ他者からの刺激を常に受けられる。

 

昨日のかきみんラボで参加者の方から、こんなテーマが提示されました。

 

「教員の価値観が閉鎖的になってしまうのはなぜか???」

 

様々な意見が出ましたが、一番の理由は「職員室にいると、異質な他者との関わりがかなり限定されてしまうこと」だと考えられます。

 

同じような環境で、同じような他者と関わり続けると、世界の見方もやがて凝り固まり、周囲から見て閉鎖的と思われるようになってしまうのではないでしょうか。

(しかも本人はそれに気付けない)

 

自分とは異なる世界の見方をする他者と日常的に関わる機会を持つことは、開放的な自分をつくることに役立つはずです。

 

 

4.ここから教育界の新しい歴史を始めよう

 

突然ですが、私には使命があります。

 

「師匠を始め理科教育界の先人から受け継いだワザを、継承・深化・発展させ、後世に残すこと」

 

生意気に思われるかもしれませんが、日本の理科教育を背負っていく覚悟があります。

 

 

志を語り合い、切磋琢磨し、火花を散らし、お互いの才能を伸ばし合う。

 

その濃い日常を潜り抜けた先に、爆発的な成長を遂げた自分がいて、より使命の成就に近づいている。こんな鮮明なイメージが、いま脳裏にひらめいています。

 

 

そんな「青春の溶鉱炉」を、一緒に作りませんか?

 

興味を持って下さった方は、なるさわばしこか、かきみんまでDMを。

 

空に雲はどうしてできるの?

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春満開!私の住んでいる町も、以前と比べてめっきり暖かくなってきました。

桜も綺麗に咲いて、公園に行くとお花見を楽しむ親子連れで賑わっています^^

 

お花見もいいですが、こんな暖かい日は、私は原っぱに横になって、ゆっくり雲を眺めたくなります。

(い、一緒にお花見する人がいないとかじゃくぁwせdrftgyふじこlp)

 

 

・・・雲っていいですよね。

一つとして同じ形がなくて、それがふわふわ漂って、とても自由な感じがします。

見てるだけで癒される。

 

「ねえ、雲はなにでできているの?」

 

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すぐ近くで、子どもがお父さんに聞いています。

 

「雲はねえ、水でできているんだよ。」

 

「え?水?水なら地面にもあるよね・・・?どうしてお空にしかできないの?」

 

 

・・・ほおおお、実にいい質問。理科教師の血がさわぐじゃありませんか。

 

 

そんなわけで、本日は、

 

「空にどうして雲ができるのか?」

 

これを理科の知識を使って、考えていきたいと思います。

 

 

 

 

さて、まず「雲は水でできている」という話でしたね。

 

では、その水はいったいどこから来たのでしょうか?

 

 

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こんな現象を見たことはありませんか?

 

飲み物を飲むとき、冷やそうと思って氷を入れてからしばらく経って見てみると、コップの表面にたくさんの水滴がついていた。 

 

これ、実は、コップの中からしみ出したのではなく、空気中の「水蒸気」が、冷たいコップの表面で冷やされて水になったものなのです。

 

水蒸気は、液体の水が、蒸発して気体になったもののこと。

気体なので、目には見えませんが、私たちが吸っている空気にも含まれています。

 

 

水蒸気は、空気中に含むことができる量が決まっています。

 

この量を、「飽和(ほうわ)水蒸気量」といいます。

 

・・・うーん、ちょっと難しい言葉ですね。

簡単に言うと、”空気というバスに乗れる水蒸気の定員”みたいなものです。

 

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この空気というバスは、なんと温度によって定員が変化します。

 

温度が高くなればなるほど、定員が多くなり、

温度が低くなればなるほど、定員が少なくなるのです。

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定員が少なくなってしまうと、定員オーバーで乗り切れなくなる水蒸気が出てきます。

 

この時、乗り切れなくて、追い出されてしまった水蒸気が、液体の水になるのです。

 

 

コップの表面だけでなく、気温が低い日の窓ガラスにいっぱい水滴がついているのも、

部屋の中の空気が窓ガラスに冷やされて、含み切れなくなった水蒸気が水滴になったものなのですね。

 

 

雲も、そうやって空気中の目に見えない水蒸気が、上空で冷やされて、水滴になったものが集まってできているのです。

 

なるほど。水滴なら、目に見えます。それが集まったものが雲になる・・・。

 

 

 

 

 ・・・あれ?でもちょっと待ってください。

 

 「どうしてお空にしかできないの?」

 

 

この疑問は、まだ解決していませんね。

 

では、こんな実験をしてみましょう。

 

炭酸飲料の気が抜けないように、空気を入れて抑え込む「炭酸キーパー」という商品があります。 

あおぞら タンサンフレッシュ

あおぞら タンサンフレッシュ

 

これを、ペットボトルにつけて、温かい水を入れるだけで準備完了。

 

あとは、空気をパンパンに詰め込んで、フタを一気に開けると・・・

 

「バシュッ!!」

 

と、大きな音とともに、動画のように雲ができあがります。

 

上手くいかないときは、温水の代わりにエタノールを使うと作りやすくなります。

(動画も実はエタノールを使っています。)

無水エタノールP 500ml

無水エタノールP 500ml

 

 

余談ですが、私かきみんが授業で生徒にこの実験を披露するときは、

 

 

かきみん「フッ、先生はな、雲を作れるんだぞ(キリッ」

 

いつも若干イキってから披露しています^^;

 

(°□°)←生徒にはこんな顔をされますが、雲をつくると・・・

 

ΣΣ(°Д°;)

面白いようにこんな反応になるので、そのギャップが見ていてかわいいです^^

 

もっともその後、私の真似をして「フッ・・・」とやり始めるので、やめてー(*△*)ということになるのですが・・・。

 

 

 

・・・それはさておき。なぜ、この実験で雲ができたのでしょうか?

 

 

そこには、空気の圧力(=気圧)の変化が関係しています。

 

 

最初、ペットボトルを空気でパンパンにしましたね。

 

このとき、ペットボトルの中の気圧は高くなっているのですが、同時に温度も高くなっています。

 

例えるなら、私たち(空気)が、狭い教室(ペットボトル)にぎゅうぎゅう詰めに閉じ込められたような感じでしょうか。

・・・ずいぶん暑苦しそうですよね。

 

そこで、休み時間のチャイムが鳴ります。

するとみんな暑苦しい教室から、一斉に出て行きますよね。

 

みんなが一斉に出ていって、誰もいなくなった教室。

窓も開いて、一気に涼しく感じられます。

 

 

これと似たようなことが、炭酸キーパーのフタを開けたときにも起こるのです。

 

 

気圧が低下すると、温度も下がります。

実際に、フタを開けた後のペットボトルを触ってみると、冷たく感じるはずです。

 

 

自然界で、気圧が低い場所といえば、どこでしょうか?

 

・・・・・そう、上空です。

 

 

富士山の上には、いつも雪が積もっていますよね。

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あれは、山頂に近づくほど、気圧が低くなり、同時に温度も低くなるからなのです。

 

 

地上の空気が気流によって上昇すると、気圧が低くなるので、温度が下がります。

温度が下がると、飽和(ほうわ)水蒸気量も小さくなり、定員オーバーの水蒸気が、水滴に変わって集まったものが雲になるのですね。

 

 

以上、できるだけわかりやすく、実験を交えながら、雲ができるしくみを説明してみました。

 

<まとめ>

・雲は水滴が集まってできている。

・空気中が水蒸気を含むことができる量は決まっていて、その量を「飽和(ほうわ)水蒸気量」と呼ぶ。

飽和水蒸気量は、温度が低くなると、小さくなる。そのため、含み切れなくなった水蒸気が液体の水に戻る。

・上空は、気圧が低い。気圧が低いと温度も下がるため、含み切れなくなった水蒸気が水となり、それが集まって雲になる。

 

※朝方に出現する霧なども、温度低下によって同じ仕組みで発生します。

 

 

次に雲を見上げる時は、しくみを考えながら眺めてみると、面白いかもしれませんね^^

実験ネタにこだわるようになったきっかけ。

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どうも、理科はワクワクだっ!!のかきみんです。

 

昨日、ブログの開設をTwitterお知らせしたところ、

たくさんの”いいね”や応援のコメントを頂きました^^

さっそく読者になってくださる方々もいて、本当にありがたいことだなと思います。

 

「理科が苦手な人でも楽しく読める理科教師ブログ」

をコンセプトに、投稿を楽しく続けていければと思っています。

twitter.com

こちらのTwitterアカウントも合わせてご覧いただけると、嬉しいです^^

 

 

 

 

 

・・・さて、昨晩の初投稿でもちょっと話に出て参りましたが、実は以前、Twitterのフォロワー400名達成の折にこんなことを言っていた私。

 

 

ありがたいことに、知りたいという暖かい声をくださる方が・・・!

 

以前にも、

 

「どうしてかきみんは、そこまで実験ネタにこだわるの?」

 

というご質問を頂いたことがあり、そのきっかけをどこかで詳しく語っておきたいと思っていたのです。

 

そして昨日、先輩方から怒涛の喝!を頂いたすえ(笑)、おかげさまでめでたくフォロワー500人を達成することができました!

みなさま、本当にありがとうございます^^

 

 

・・・そんなわけで、本日は、

 

「なぜかきみんは、理科実験ネタにこだわるようになったのか」

 

これをかきみんが歩んできた歴史を振り返りつつ、明らかにしていきます。

もう何度か言っているように、この理由は、「師匠」との出会いを抜きにして、語ることができません。

 

かきみんの発信に、幾度となく登場する「師匠」。

この「師匠」こそ、私に理科授業の楽しさを教えてくれた”恩人”であり、かきみんが実験ネタに徹底的にこだわるようになった”きっかけ”でもあります。

 

 

そんな「師匠」と、いかにして出会ったのか。

話は、私が高校生の頃に遡ります。

 

 

もともと、物心ついたころからずっと理科が好きだった私。

高校になってもそれは相変わらずで、得意教科は理科。

テスト前には、クラスメイトによく理科を教えていました。

 

「これってそういうことだったんだ!」

「分かりやすい!」

「先生になりなよ!向いてるよ!」

 

友人からこんな風に言われることもしばしばで、「教えるって楽しいかも・・・」と思い始めていた折、当時、とても尊敬していた部活の顧問の先生から、

 

「かきみんは、教えるのが上手いんだよね。」

 

と一言。(注:この先生は「師匠」とは別の人ですが、とても尊敬しています。)

これが決定打となり、教育学部に進学する決意を固めます。

 

教師を目指す前は、医師を目指していたこともあって、勉強にはかなり力を入れていた私。

(下校中、部活仲間がお喋りに花を咲かせる中、一人単語帳を繰るガリ勉君でした^^;)

 

その甲斐あって、第一志望で、顧問の先生の母校でもある教育大の中等理科専攻に、無事現役合格。 

 

「教育のプロになるぞ!」

「理科をどの生徒にも、楽しく分かりやすく教えられる教師になるぞ!」

という意気込みで胸をいっぱいにして、大学の門を潜りました。

 

 

けれど、そこで私を待ち受けていたのは、

想像していた学びの在り方とは、かけ離れた現実でした。

 

 

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大学入学前、私は教育学部での学びというのは、

 

「板書や声の出し方、指名の方法など、授業の基本的なスキル」

「教科の指導理論と、それに裏付けられた具体的・実践的な指導法」

「生徒のつまづきと、それを解決する手立てを導くケースメソッド」

 

こういったものが中心になるとイメージしていたのですが、

 

「教授は現場を経験していない研究者がほとんど」

「研究者の養成を目的としているとしか思えない理科の専門科目」

「具体的な事例がほとんど出てこない理論だけの教育法の講義」

 

これが現実に突き付けられた学びの在り方で、愕然としてしまったのです。

 

いま振り返れば、こうした捉え方は無知な学生の一面的なものに過ぎず、たいへん視野が狭かったなと反省しているのですが、当時の私にとっては、それはもう人生を揺るがす大問題でした。

 

「こんなはずでは・・・。」

 

大学での学びの在り方に、どうしても納得がいかなかった私は、少しでも実践的な学びを求めて、実践家の先生の本を片っ端から読みまくるようになります。

 

齋藤喜博、大村はま、玉田泰太郎、向山洋一、有田和正、野口芳宏、大前暁政、板倉聖宜、長瀬拓也、堀裕嗣・・・。

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有名な実践家の先生の多くは、この時に知りました。

 

ちょっと話が横道に逸れますが、

かきみんが、時々こういうツイートをするのは、この時期の学びの賜物なのです。

 

 

さて、こうした読書体験から、徐々に教師の世界の学びを深めていった私は、

やがて、某民間教育研究団体のセミナーに足しげく通うようになります。

 

「板書や声の出し方、指名の方法など、授業の基本的なスキル」

「教科の指導理論と、それに裏付けられた具体的・実践的な指導法」

「生徒のつまづきと、それを解決する手立てを導くケースメソッド」

 

そこには、まさしく私が大学入学以前から求めていた学びの在り方がありました。

 

週末になると、必ずどこかのセミナーに参加していたあの頃。

塾講師のバイトで稼いだお金は、当時、ほとんどが書籍代とセミナー代に消えていました^^;

 

・・・そんな熱狂的な(!?)学びを突き詰めているうちに、私はついに「師匠」と出逢います。(ここでは「K先生」と呼ばせて頂きます。)

 

もともと書籍で、K先生のお名前と実践は知っていた私。

「すごいな」と思いつつも、K先生が講師を務められるセミナーに参加したことが無かったので、団体に所属する他大の知人の勧めで、セミナーに参加してみたのです。

 

 

・・・いやいや、もう、「すごい」なんてもんじゃありません。

 

次から次へと繰り出される、もの!実験!もの!!実験!!実験!!!

 

言葉で説明すると分かりにくい指導事項も、

実験で鮮やかに教え落としてしまう大力量。

 

そして何より、K先生から伝わってくる圧倒的なワクワク感・・・!

 

「こんな風に理科を教える先生がいるのか・・・!」と、

脳天を揺さぶられるような衝撃を受けました。

 

「理科はそもそも面白いんです。」

「理科を好きにするのも嫌いにするのも、教師次第なんです。」

 

K先生が語ると、ものすごく説得力がありました。

それ以来、K先生が講師を務められるセミナーや理科実験教室には、片っ端から参加するように。

 

 

 

こうした実験ネタの数々を、片っ端から吸収していきました。 

 

そのうち、K先生からも顔と名前を覚えて頂けるようになり、

K先生の主宰するサークルにも参加するように。

お宅に泊まり込んでお話を伺ったこともありました。(^^;

 

お傍で親しく学ばせて頂くようになってからは、ますますそのアンテナの高さと、

理科教育にかける志の高さ、そしてお人柄に惹かれるようになります。

 

・理科関連のニュースが出たら、誰よりも先に気付いて紹介する。

・どんなところにいても、理科ネタを見つけてしまう。(100均はネタの宝庫)

・日本の行く末を見据えて、理科好きを増やす仕事をされている。

・自分が上の世代から受けた恩を、下の世代に返す、「恩送り」を実行されている。

・一介の学生に過ぎなかった私を、「~さん」づけでお呼びになり、敬語を崩さない。

・どんな無知で稚拙な提案にも、耳を傾けて下さる優しさ。

・人として許せないことには、断固とした態度をとる凛とした厳しさ。

 

 

 

こうした師匠の「生き様」をお傍で見ることが出来たことが、いまのかきみんを作り上げたことは、間違いありません。(未だ遠く及ばないことも間違いありません。)

 

 

その後、様々な事情から、某民間教育研究団体とは関わらなくなり、師匠にお目にかかる機会はなくなってしまいました。

けれど、今でも敬愛する師匠であることに変わりはありませんし、その教えを自分のものにしようと、ひたすら実践と努力を重ねてきました。

 

 

・・・教えている生徒からときどき、

「こんなに実験で分かりやすく教えてくれる先生いないですよ!」

「先生が楽しそうに理科を教えるから、理科が楽しくなってきました!」

と言われることがあります。

 

そういうとき、かならず生徒に返す言葉があります。

「おれには、師匠がいてくれたからね。もしそうだとしたら、師匠のお蔭だよ。」

 

 

師匠。私は、あなたに近づけているでしょうか。

ブログ開設しました!

はじめまして、”かきみん”と申します。

このたび、ブログを開設することしました。

 

 

1か月半前から、こんな感じで、Twitterで理科実験ネタを発信するアカウントを運営しています。

最初は、「今まで自分のものにしてきたネタをまとめておこうか」などという実に軽ーい気持ちで始めたものが、ありがたいことに多くの反響を頂き・・・

だんだん発信するのが楽しくなってきて、今に至ります^^

 

されど、140字という制約の中でネタを解説するのはなかなか難しく・・・。 

「ここ、もっと詳しく書きたいんだけどなあ。」

「こんな情報もあるけど、入りきらないしカットするか。」

「うーん、できればこれは授業の展開も書きたいんだけど。」 

などなど、詳しく書く場が欲しい!という欲求が頭をもたげてきました。

 

そんな折、だいすけ先生のこんな発信が。

https://twitter.com/kyousikitibee/status/979232379595206656

 

 

もともと、フォロワー500名突破したらこんなことをしようかと思っていた私。

 

 

便乗してこんな返信をしたところ・・・

 

 

おお・・・。

 

 

おおお・・・。

 

 

おおおおおおおおおおおお・・・。(汗

 

ふだん尊敬しているTwitter発信者の諸先輩方から熱いが。笑

 

「これはやるしかない!」と思い、開設を決意するに至った次第です。

 

 

タイトル、決定しました。

 

「理科はワクワクだっ!!」

 

私の信条であり、敬愛してやまない師匠から受け継いだ気概でもあります。

ブログのタイトルにするなら、これしかないと思いました。

 

Twitterでも何度も発信に登場しているこの「師匠」との出会いについては、次の記事から詳しく書いていくつもりです。)

 

もしよければ、ご覧いただければ幸いです^^